お腹が痛い(腹痛)・お腹が張る

毎日忙しく過ごす中で、突然の腹痛やお腹の張りに悩まされることはありませんか?

「少し休めば治るだろう」「市販の胃腸薬を飲んで様子を見よう」と我慢してしまう方も多いかもしれません。しかし、腹痛は単なる食べ過ぎや冷えだけでなく、身体からの重要なSOSである場合があります。仕事や育児に追われていると、どうしても自分の体調を後回しにしがちですが、痛みが長引いたり繰り返したりすると、日常生活の質も大きく下がってしまいます。

当院は呼吸器内科を専門としていますが、地域のかかりつけ医として一般内科の診療も幅広く行っています。お腹の症状は原因が多岐にわたるため、まずは丁寧にお話を伺い、身体の状態を把握することが大切です。重篤な疾患が隠れていないかをしっかりと見極め、当院で対応可能な治療を行うとともに、より専門的な検査が必要な場合は適切な医療機関へスムーズにご紹介いたします。

当院ではWeb予約に対応しており、待ち時間の短縮に努めています。お腹の不調でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

このような症状・状態は要注意

お腹の痛みや不快感は誰にでも起こりうるものですが、中には早急な対応が必要なサインも隠れています。以下のような症状がある場合は、我慢せずに受診をご検討ください。

痛みの種類や持続期間に変化がある

「いつもの腹痛とは違う」と感じる激しい痛みや、時間の経過とともに強くなる痛みは注意が必要です。突然お腹全体が痛くなったり、痛む場所が移動したりする場合、虫垂炎(いわゆる盲腸)や胆石症などの急性疾患の可能性があります。また、鈍い痛みが何週間も続く場合や、食事のタイミングと関連して痛む場合(食後の痛みや空腹時の痛み)は、胃潰瘍十二指腸潰瘍、あるいは慢性胃炎などが疑われます。

便通の異常やお腹の張りを伴う

便秘と下痢を繰り返す、排便してもスッキリしない、ガスが溜まってお腹がパンパンに張る(膨満感)といった症状は、過敏性腸症候群(IBS)や機能性ディスペプシアの可能性があります。これらはストレスや生活習慣が大きく関わっており、適切な治療で改善が期待できます。一方で、便が細くなった、血が混じっている、黒っぽい便が出るといった場合は、腸の炎症やポリープ、稀に大腸がんなどの病変が隠れていることもあるため、早期の確認が重要です。

全身症状を伴う場合

腹痛だけでなく、発熱、吐き気、嘔吐、冷や汗、急激な体重減少などを伴う場合は、単なる消化不良ではない可能性が高いです。ウイルスや細菌による感染性胃腸炎のほか、膵炎腸閉塞(イレウス)といった緊急性の高い状態も考えられます。特に水分が取れないほどの嘔吐や高熱がある場合は、脱水症状のリスクもあるため、早めの処置が必要です。

当院で可能な検査・診断

腹痛の診断には、まず患者様のお話を詳しく伺うこと(問診)と、お腹の音を聞いたり触れたりする診察(視触診)が不可欠です。当院ではこれらを丁寧に行い、必要に応じて以下の検査を実施して、身体の中で何が起きているかを推測します。

血液検査

体の中で炎症が起きていないか(白血球数やCRP値)、貧血がないか、肝臓や腎臓、膵臓の機能に異常がないかなどを数値で確認します。これにより、細菌感染の有無や内臓機能の状態を把握し、緊急性の判断や治療方針の決定に役立てます。

レントゲン検査(胸部X線)

「お腹が痛いのに胸のレントゲン?」と思われるかもしれませんが、実は重要です。肺炎や胸膜炎などの呼吸器疾患が原因で、関連痛として腹痛が生じることがあるためです。また、横隔膜の下に空気が漏れていないか(消化管穿孔の有無)を確認するためにも使用することがあります。

※当院では、より詳細な検査(腹部CT、超音波検査、胃カメラ、大腸カメラなど)が必要と判断した場合には、連携している高度医療機関や消化器専門クリニックへ速やかにご紹介を行っています。

治療法と生活管理について

診断結果に基づき、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療をご提案します。

薬物療法としては、症状に合わせて整腸剤、消化管運動機能改善薬、胃酸の分泌を抑える薬、痛みを和らげる鎮痙薬などを処方します。細菌感染が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。漢方薬が体質に合う場合もあり、選択肢の一つとして検討します。

また、お腹の不調は食事やストレスと密接に関係しています。「脂っこい食事を避ける」「消化の良いものを摂る」といった基本的な食事療法に加え、ストレスとの付き合い方や、腸内環境を整える生活習慣についてもアドバイスいたします。一方的に「こうしてください」と押し付けるのではなく、患者様が無理なく続けられる方法を一緒に考え、再発を防ぐサポートをしていきます。

早めの受診が重要な理由

お腹の不調を放置せず、早めに医療機関に相談することには大きなメリットがあります。

重大な疾患の見落としを防ぐ

腹痛の原因は軽度なものから生命に関わるものまで様々です。ご自身で「ただの胃もたれ」と判断していたものが、実は治療が必要な病気の前兆であることも少なくありません。専門医の視点でトリアージ(重症度の選別)を受けることで、重大な疾患の見落としを防ぎ、必要なタイミングで適切な検査や治療につなげることができます。

辛い症状を早く緩和できる

痛みや張り、吐き気といった症状は、仕事や家事のパフォーマンスを著しく低下させます。「そのうち治る」と耐え続けるよりも、適切な薬の処方を受けることで症状を早期に緩和し、快適な日常生活を取り戻すことができます。早めの対処が、回復までの期間を短縮することにもつながります。

不安を解消しストレスを軽減できる

「悪い病気だったらどうしよう」と不安を抱えながら過ごすこと自体が、胃腸にとって大きなストレスとなり、症状を悪化させる悪循環(脳腸相関)を招くことがあります。受診して「緊急性はない」「適切な薬で良くなる」と分かるだけでも、心の負担が軽くなり、症状の改善に良い影響を与えます。

ご相談方法と受診の流れ

当院は東川口駅から徒歩5分の場所にあり、通院しやすい環境を整えています。お腹の調子が悪いと感じたら、まずは一度ご相談ください。

Web予約・問診について

当院では、患者様の待ち時間を少しでも短くするため、Web予約とWeb問診の事前記入を推奨しています。来院前にスマートフォンから現在の症状(痛む場所、いつから痛いか、便の状態など)を入力していただくことで、診察がよりスムーズになります。

診察当日の流れ

受付を済ませていただいた後、必要に応じて看護師による聞き取りや事前の検査を行います。その後、医師が診察室でお話を伺い、腹部の触診や聴診を行います。検査結果や診断内容については、難しい専門用語を使わず、丁寧な説明を心がけています。最後にお会計と処方箋のお渡しとなります。