吐き気がする・嘔吐してしまった

突然の激しい吐き気や、予期せぬ嘔吐は、心身ともに大きなストレスとなります。

「食べたものが悪かったのだろうか」「ただの風邪なのか、それとも別の病気なのか」と不安になり、仕事や家事、育児に支障をきたしてしまうことも少なくありません。また、市販の胃薬を飲んでも症状が治まらず、水分すら受け付けない状態が続くと、脱水症状への懸念も高まります。

当院は東川口エリアの身近な内科として、患者様のつらい症状に寄り添い、適切な診断と処置を行います。消化器症状だけでなく、全身の状態を診察し、必要に応じて専門的な検査や連携医療機関への紹介も行っています。当院ではWeb予約に対応しており、待ち時間の短縮に努めています。

このような症状・状態は要注意

吐き気や嘔吐は、消化器の不調だけでなく、さまざまな原因で起こります。一時的なものであれば様子を見ることもできますが、以下のような症状が見られる場合は、早めの受診をご検討ください。

激しい腹痛や下痢、発熱を伴う場合

吐き気に加えて、我慢できないほどの腹痛や、水のような下痢、高熱がある場合は、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎(いわゆる胃腸風邪)や食中毒の可能性があります。特に腹痛が特定の場所(右下腹部やみぞおちなど)に集中している場合や、歩くと響くような痛みがある場合は、虫垂炎(盲腸)や胆石症膵炎などの急性疾患も疑われますので、自己判断せず医師の診察を受けることが重要です。

頭痛やめまい、麻痺などを伴う場合

消化器症状がなく、激しい頭痛や回転性のめまい、手足のしびれ、呂律が回らないといった症状を伴う嘔吐は、脳や神経系の緊急疾患である可能性があります。クモ膜下出血脳出血脳腫瘍などが原因となっているケースも否定できません。また、片頭痛メニエール病の発作時にも強い吐き気を催すことがあります。いつもと違う頭痛を感じた場合は、速やかにご相談ください。

水分摂取が困難で脱水症状のサインがある場合

嘔吐を繰り返して水分が全く摂れない状態が続くと、脱水症に陥るリスクが高まります。特に、尿の回数や量が減った、口の中が極端に乾く、皮膚に張りがない、意識がぼーっとするといった症状は脱水の危険なサインです。高齢者やお子様は急激に状態が悪化することがあるため、半日以上水分が摂れていない場合は注意が必要です。

吐血や黒い便が見られる場合

吐いたものに鮮血が混じっていたり、コーヒーの残りかすのような茶褐色の液体が出たりする場合は、食道や胃からの出血が疑われます。また、タールのような黒い便が出る場合も、胃潰瘍十二指腸潰瘍などからの出血の可能性があります。これらは早急な処置が必要な状態ですので、直ちに受診してください。

当院で可能な検査・診断

吐き気の原因を特定し、適切な治療を行うために、当院では患者様の状態に合わせて必要な検査を行います。

血液検査

炎症反応(CRP)や白血球数を測定し、体内で炎症が起きているかを確認します。また、電解質バランス(ナトリウムやカリウムなど)や腎機能(BUN、クレアチニン)を調べることで、脱水の状態や重症度を評価します。肝機能や膵酵素(アミラーゼ等)の数値をチェックし、肝臓や膵臓の疾患が隠れていないかも確認します。

レントゲン検査(腹部X線)

お腹のレントゲンを撮影することで、腸閉塞(イレウス)の特徴であるガスの貯留(ニボー像)がないか、便秘による便の蓄積がないかなどを確認します。また、肺炎などが原因で腹部症状が出ている場合もあるため、必要に応じて胸部の撮影も行います。

感染症迅速検査

季節や流行状況に応じて、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症迅速検査を行います。これらの感染症は、発熱や咳だけでなく、倦怠感や吐き気といった消化器症状を伴うことも珍しくありません。

治療法と生活管理について

診断結果に基づき、症状を緩和させる治療と、原因に対する治療を並行して行います。

吐き気が強い場合には、制吐剤(吐き気止め)の内服薬や坐薬を処方し、まずはつらい症状を落ち着かせます。胃酸の逆流が原因である逆流性食道炎などが疑われる場合には、胃酸分泌を抑える薬を使用します。また、腸の動きを整える整腸剤を併用することもあります。

生活管理としては、食事と水分の摂り方が非常に重要です。嘔吐直後は胃腸を休ませるために一時的に絶食とし、症状が落ち着いてから少量ずつの水分摂取(経口補水液など)を開始するよう指導します。食事は消化の良いもの(お粥、うどんなど)から段階的に戻していく方法を具体的にアドバイスします。一方的に指導するのではなく、患者様の生活リズムやご家族の状況を伺いながら、無理なく実践できるケアプランを一緒に決めていきます。

早めの受診が重要な理由

脱水の進行を防ぎ全身状態を守る

嘔吐が続くと体内の水分と電解質が急速に失われます。早期に医療機関を受診し、適切な薬で嘔吐をコントロールしたり、点滴(必要な場合)を行ったりすることで、重篤な脱水症状や電解質異常による全身状態の悪化を未然に防ぐことができます。

重篤な疾患の見落としを防ぐ

「ただの食あたり」だと思っていても、背景に心筋梗塞(関連痛として吐き気が出ることがあります)や緑内障発作、脳疾患など、命に関わる病気が隠れている可能性があります。専門医が診察することで、これらの緊急性の高い疾患を鑑別し、必要な場合は速やかに高度医療機関へ連携することが可能です。

つらい症状を早く緩和し生活を立て直す

長引く吐き気は、食欲不振や睡眠不足を招き、日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。市販薬で様子を見るよりも、処方薬で適切に症状を抑えることで、体力の消耗を防ぎ、仕事や家事への早期復帰が可能になります。

ご相談方法と受診の流れ

当院は東川口駅から徒歩5分の場所に位置しており、体調が優れない時でも通院しやすい環境です。

Web予約・問診について

体調が悪い中での待ち時間は大変つらいものです。当院では待ち時間短縮のため、Web予約とWeb問診の事前記入を推奨しています。来院前に症状を詳しく入力していただくことで、診察がスムーズに進みます。

診察当日の流れ

受付を済ませていただいた後、必要に応じて検査を行い、医師による診察へと進みます。診断結果や処方するお薬については、難しい言葉を使わず、丁寧な説明を心がけています。最後にお会計と処方箋のお渡しとなります。